【あなたはいくつ知ってる？】覚えておきたいスーパーフード８選

病気の予防や美肌作りにも繋がるとされ、数年前から話題となり始めた「スーパーフード」。現在はスーパーマーケットの店頭にも並ぶほど気軽に手に入るようになりました。ブームが定着化しつつある今だからこそ、改めて種類や効果をおさらいしてみます。

スーパーフードとは

スーパーフードは、一般的な食品に比べて非常に栄養価が高く、栄養バランスに優れている（もしくは特定の健康成分が多く含まれている）食品のことを指します。つまり、健康の保持増進に役立つとされている食品のことだと理解できます。

カカオ（生チョコレート）

カカオは、アマゾンの樹木の実のナッツで、地球上で最も抗酸化作用の高い食品の 1 つです。カカオ由来のポリフェノールには強い抗酸化作用があり、緑茶や赤ワインよりも高い抗酸化作用があります。ココアとは異なり、カカオは生の食品であるため、酵素とビタミンの含有量が保持されます。またカカオは、抗酸化物質 (特にフラボノイド)、マグネシウム、鉄、マンガン、さらには食物繊維の優れた供給源としても知られています。

※カカオ豆から胚乳だけを取り出して粉砕したものがカカオニブ、粉状にするとココアパウダーです。

アサイー

ブラジル原産の植物であるアサイーは、紫色のアントシアニンをはじめ、強い抗酸化作用を持つポリフェノールを豊富に含みます。特にアントシアニンは赤ワインの30倍という驚異的な事実。そのほかにも、ビタミンEや鉄、必須脂肪酸のオレイン酸などが含まれています。美肌によいとされ、アサイーボウルのほか、スムージーやアイスと食べるのがおすすめです。　

クコの実（ゴジベリー）

5,000年以上も伝統的な中国医学で使用されているクコの実は、100種を超える栄養素を含有し、老化防止と抗がん効能で高く評価されています。クコの実は、神経系と生殖器系の健康をサポートするのにも役立つ可能性があるとされ、鉄やビタミンC・ビタミンEが豊富に含まれています。杏仁豆腐のトッピングとして見かけることが多いですが、実はスイーツやドリンクとしての相性もよく、加熱調理が可能なためスープにも向いています。

カムカムベリー

カムカムベリーは、地球上で最もビタミン C を多く含む果物の 1 つです。強力な抗酸化物質であるアントシアニンの優れた供給源でもあります。このベリーは、炎症を抑え、酸化ストレスを軽減するのに役立ちます。ポリフェノール含有量は赤ワインの7倍といわれるほど多く、ビタミンCとポリフェノールの効果で肌細胞を若々しく保つ効果が期待されます。また、ビタミンCは特に熱に弱いので加熱せず、爽やかなカムカムベリーの酸味を活かしたドレッシングがおすすめです。

海藻（昆布、ノリなど）

海と太陽から得られる栄養素が豊富な海藻には、ヨウ素、マグネシウム、カルシウム、カリウムが含まれており、消化器系の健康を促進する食物繊維の優れた供給源でもあります。また、海藻は免疫力を高め、コレステロールを減らし、がんのリスクを減らす効果もあります。海藻は特に甲状腺とホルモンの機能に役立つとされています。

マカ

ペルーのアンデス山脈の高原、標高4000mで1日の寒暖差が20℃という過酷な環境の中で育つマカは、何千年もの間現地で主食とされてきたカブの一種です。収穫後に天日乾燥されたマカは、タンパク質、鉄、カルシウムなどを含み、エネルギーや持久力、生殖能力、性欲を高めてくれるとされています。食物繊維の優れた供給源で、ジャガイモの5倍のタンパク質を含んでいます。乾燥マカパウダーは、温かい飲み物や汁物にまぜるのがおすすめです。

チアシード

メキシコ原産の植物チアの種がチアシードです。そのままでも食べられますが、水に含むとジェル状にふくらみ約10倍の大きさになります。このジェル状の部分はグルコマンナンという食物繊維で、タンパク質も豊富に含まれているのでダイエットでも注目を浴びています。サラダやシリアルのほか、スムージーに加えても美味しく召し上がることができます。

スピルリナ・ AFA ブルーグリーンアルジー

スピルリナは、植物の中では突出して良質なたんぱく質を多く含み、βカロテン、緑葉素（クロロフィル）、ビタミンB群、鉄など50種以上の健康成分を含むスーパーフードです。また、さまざまなミネラル、植物栄養素が含まれており、血糖コントロールの改善、血圧の低下、健康的なコレステロール生成のサポートとして役立ちます。AFA ブルーグリーンアルジーは、強力な抗酸化物質である青色色素フィコシアニンを含む野生のスーパーフード。気分を改善し、うつ病の症状を軽減するのに役立つとされているほか、心臓保護作用があり、コレステロールを減らすのに役立つ可能性があるとされています。