プラントベースは何を意味する?
プラントベースは、野菜、果物、穀物、豆類、ナッツ、種子、および植物源由来の製品など、植物由来の摂取を優先させる考え方です。
プラントベースと似たものに、ビーガンやベジタリアンを思い浮かべる人も多いでしょう。すべての動物性食品を完全に排除するのではなく、自分にとって最適と思う方法で消費を制限するのが「プラントベース」です。
ビーガンやベジタリアンと比較して、プラントベースが優れている劣っているの判断はなく、それぞれが選択肢の 1 つとして捉えられています。
さまざまな食事の方法を探求して、自分の体と心が最も快適に感じられるものを見つけることは、栄養面だけでなく、健康に関するライフスタイル全体の改善にも繋がることがあります。
プラントベースの主なメリット
では、プラントベースの食生活を続けることで得られる 健康上のメリットには一体どんなものがあるでしょうか。ここでは代表的なものを詳しくみていきます。
- 2型糖尿病予防に役立つ可能性がある
- 心臓の健康維持に役立つ
- コレステロールを改善する可能性がある
- がんのリスクを減らす可能性がある
- 長生きに役立つ可能性がある
植物ベースの食事を食べると、2 型糖尿病の発症リスクが 34% 減少する可能性があることが研究で示されています。
参照元:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5466941/
お肉や乳製品には飽和脂肪が含まれており、過剰に摂取すると特定の人にとって心臓の問題を引き起こす可能性があるとされています。
心臓への恩恵は、植物由来の食品に含まれる心臓に良い不飽和脂肪から得られ、動物由来の飽和脂肪を置き換えることで心臓病のリスクが低下することが研究でも示されているようです。
参照元:https://www.healthline.com/nutrition/5-studies-on-saturated-fat、https://www.medicalnewstoday.com/articles/321285#Plant-based-fats-tied-to-lower-risk-of-death
高コレステロールは血液中の脂肪沈着を引き起こし、血流を制限して心臓病を引き起こす可能性があります。健康的なプラントベースの食事は、コレステロール値を抑えるのに役立つとされています。
米国がん研究所の見解では、繊維、ビタミン、ミネラル、植物化学物質などのがんを防ぐ栄養素を摂取する最良の方法は、さまざまな植物が豊富に含まれている食事をすることであると述べています。
1つだけの食材に捉われず、様々な植物由来のものを摂取できるように心がけましょう。
参照元:https://www.everydayhealth.com/cancer/guide/
これまで挙げてきた健康上のメリットはすべて、より長く健康的な生活を送るために重要な要素でもあります。
プラントベースの食事を受け入れることは、健康上のメリットがたくさんあります。様々な環境下において、生活リズムも異なれば体質も人によってバラバラな私たちにとって、プラントベースの食事がもたらす変化にはもちろん個人差があることも覚えておきたいですね。
参照元:https://www.integrativenutrition.com/blog/improve-your-longevity
健康で長生きしたいと思ったことがある人は、おそらく食事についても考えたことがあると思います。健康食品の見出しに新しいトレンドが次々と登場し、何を食べて何を食べないのかを判断することはとても難しい時代です。しかし、病気のリスクを軽減することが科学によって一貫して証明されている食事が1つあります。それが植物由来の食品を取り入れたプラントベースの食事です。
プラントベースを持続させるコツ
食生活を変えるのに、必ずしも何かを制限したり、無理をする必要はありません。実際の経験談から、プラントベースの食品を楽しく食事に取り入れるためのヒントをいくつかご紹介します。
プラントベースの食事は、0か100かで決める必要はありません。まずは自分自身が続けられる優しい範囲で、柔軟に取り入れてみましょう。
例えば、月に1~2 日、特定の日を選んでプラントベースのものを取り入れます。その時は取り入れた時の自分の気分にも注目してみてください。
“また続けてみたい”というポジティブな気持ちであればちょうど良い頻度の可能性が高いですが、ストレスや無理をしていると感じたら、一度中断してみたりしばらく様子をみて再開するのも良いでしょう。
友人、家族、パートナー、近所の人と一緒にプラントベースの食事をするのも効果的です。新しい変化を取り入れようとした際、ひとりではなかなか続きずらいタイプの人もいます。
他の人と食事をするのが大好きなら、一緒に取り組んでみるもの一つです。自分だけでなく、その人の食生活の改善にも繋がるかもしれません。
この食生活の変化を、キッチンで創造力を高めるトレーニングとして楽しんでみます。例えばひき肉の代わりにレンズ豆や豆腐で作ったおかずなど、普段肉を使っている料理からプラントベースのバージョンを考えてみるのも手です。
適度に植物がベースとなる食品以外のものも楽しむようにしましょう。
最後に
プラントベースの食事をしたいけど、好きな食べ物を楽しめなくなるのでは?と不安になる方がいるかもしれません。でも実際は、そんなことはないので安心してください。まずは、小さなことから考えてみましょう。月に1度、プラントベースの代替品に置き換えてみることでも十分大きな変化です。
時間が経つにつれて、プラントベースの食品を楽しみながら、慣れてきたときにもっと多くのプラントベースの食品を求めるようになっているかもしれません。
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